どーも、ぐるたか@guru_takaです。
約8ヶ月の時を経て、未経験から某制作会社に就職できました。2019年7月中旬から正式に働きます。
まだポジションが定かではないので、Webエンジニアとは明記できないのですが、仕事でコードを書く時は必ずあると思います。
ここまで、嬉しかったことはもちろん、キツかったことなど、本当に多くのことがありました。会社をやめてから今に至るまで、ツラツラ思うままに書いてきます。
長いです。暇なときにエンターテイメントとしてお楽しみください。
目次
会社を辞める前の私のキャリア
大学で研究した後、新卒で某メーカーに就職。売上高も1兆を超える大きな会社です。当時はずっと、このままサラリーマン続けるんだろなぁと思っていました。
しかし担当プロジェクトを終えたあと、メディア系の企業に転職。理由は趣味ではじめたメディア運営が楽しくなったからです。
また大企業ならではの”しがらみ”や”制約”に違和感がありました。そして、ここで働き続けては市場価値に限界があると強い危機感も感じたのも大きいです。
ただ誤解のないようにいうと、新卒で働いた経験は本当に大きく、今でも活きています。なので全く後悔していません。人間関係も良好、プロジェクトを終えた後だったので、後味も良かったです。
(かなり反対されましたが…)
第2新卒のカードをきり、新たなキャリアの道をスタートできる!とウキウキしましたが、この転職は大失敗。実力以上の自分を面接でみせてしまい、ミスマッチが起きました。身から出た錆です。また自己分析も甘かった…。
そして、メディアに携わる中で、形あるモノを自らの手で創り出す人に憧れを抱き始めました。仕事のモチベーションはだだ下がりです。
とはいえ、目に見えるスキルなし、第2新卒カードさえないとなると、もう絶望。市場価値もゼロに等しいので、どこいっても門前払いなのは、容易に想像できました。
何度も、辞める趣を上司に伝えようと喉元までは出てくるでんすが、言い切れません。学ぶことは多々あったんですが、毎日「これで本当に良いのか?」と自問自答する日々を過ごしました。
プログラミングとの出会い
そうこうしていると、約1年が経とうとしてました。いつものようにTwitterをダラダラみていたら、こんなツイートが目に入ります。
ちょっと前ですが、web会議システム作りました。
+ビデオ通話
+音声自動テキスト化
+感情分析Progateから始めて、当時ほぼプログラミング未経験の自分が6週間でskypeやzoomのようなweb会議システムを作れるようになったのは自分でも驚きでした。この時はJavaScriptたくさん書いたなー pic.twitter.com/6wJzEXKAyY
— Kohei Tanaka 田中康平 (@kolife01) July 21, 2018
衝撃が走りました。今でも忘れません。未経験からskypeみたいなWebサービスできるのか?、しかも2ヶ月という短い期間で…?
noteで今まで作ったモノが紹介されています。自分にはweb上でのモノづくりにみえ、カッコよく映りました。
⇒会社を辞めプログラミングを学び始めて3ヶ月経ったので振り返ってみる
これだ、もうこれしかない!!!
理系畑に長年いて、また研究でシミュレーションをつくっていた私は、プログラミングだったらワンちゃんあるのでは?と直感的に思いました。
プログラミングスクールには怪しい商売というイメージが強く、色々なスクールを入念に調べると、田中さんが卒業したジーズアカデミーは
・GEEKなエンジニアや起業家を世に出そうとしている
・アフィリエイトなどの金稼ぎが目的ではない
・創ることを大事にする
etc
良さそう!!!
そう思って、すぐさまTwitterで田中さんにDMし、ジーズや今までのキッカケをお話する機会を頂きました。
(突然の連絡にも関わらず、あのときはありがとうございました!)
タイミングもラッキーで、平日コース(LABコース)は締切2週間前。これも何かの巡り合わせと思い、説明会と面接をうけました。
その後、通過の連絡をいただいき、上司に辞めると言いました。
第二新卒カードも切れ、市場価値ゼロに近い私は何も残されていません。背水の陣でプログラミング生活に臨みました。
⇒ジーズアカデミーTOKYO | 公式
ジーズアカデミーの生活
ジーズアカデミーでのカリキュラムはこんな感じです。
他のプログラミングスクールに比べて特徴的なのは、週2回に課題があり、みんなの前で発表する場があることです。
毎回お題(例えば、firebaseを使うなど)が与えられ、基本的に何をやってもOK。好きなことを学んで発表するだけです。このスタイルは幸いにも、好きなことを学んで、創りながら習得するスタイルは自分にあっていました。
同期たちが自分の知らない技術を使って、凄い課題を提出しているのをみる度に、刺激をもらいました。そして私自身も全力で課題に取り組んでやりました。最初の2ヶ月はひたすら課題のために毎日12時間くらい、プログラミングしたと思います。
参考
Qiitaプログラミングスクールでゴミを週2で2ヶ月間、作り続けて気づいたこと
プログラミングはキツイ時もあるけど楽しい
プログラミングはパズルのようで楽しかったです。うまくいかない時は必ず理由があるので、知的好奇心で満たされて飽きませんでした。
何といっても、環境構築→Hello Worldができた時の感動は半端なかったです。余談ですが、私が最も感動したHello Worldのトップ3は
・Gitで初めてのマージ→プッシュができたとき
・黒い画面で環境構築し、phpでHello Worldしたとき
・クローム拡張機能でコンソールにHello Worldできたとき
です。Gitは世界線が違うのに、あとで繫がる感じが、アニメ「シュタインズゲート」のようで、感動しました。
個人的な話ですが、今まで役にたたないと思っていた数学が初めてプログラミングで力を発揮したことも影響しています。
数学をやってて良かった!と思える瞬間なんて、プログラミングやるまで1ミリも感じませんでした。日常生活で活きることなんて殆どないし、友人に話しても「よくわからない、難しいことやってるね」と伝わらなかったり…正直、後悔する方が圧倒的に多かったです。
ただプログラミングを始めたら、グラフィック表現や物理演算、アルゴリズム問題などでゴリゴリ数学の知識を使う場面が多く、「このために、この行列が存在するのか!!!」といったアハ体験を何度もして、「やっと報われた…」と思いました。
純粋にプログラミングが楽しいのもありますが、もはや今まで数学やった人生を肯定するためにも、ガンガンやったのかもしれません。
全身全霊のデプロイとアウトプット
スクールにいる間、デプロイとアウトプットに身を捧げました。最終的に、Qiita+ブログで約30記事を投稿。またポートフォリオでは9作品(完成度が低いもの含む)を掲載して就活しています。
⇒ぐるたか Qiita マイページ
⇒ポートフォリオサイト
背水の陣なので、プライドなんてありません。必死とか、みっともないとか、そんなの気にしてる場合じゃなかったです(今もですが)。残された道もないので、もうやるしかありません。
デプロイ・アウトプットしない限り、どんなに凄くても広まらないし、評価されることもありません。またチャンスが0から1ミリくらい増えると信じてました。
本音をいうと、プログラミング初めて最初の1ヶ月半は、TwitterやQiitaでアウトプットしても、まるで壁にむかって話すようで辛かったです。本当に意味があるのか、不安になることもありました。
また、LTに応募するとき、技術的なレベルが低く、気後れすることも度々あります(特に発表直前)。
ありがたいことに、エンジニア界隈は優しい世界(私の観測範囲)でした。むしろ初心者歓迎のイベントも多く、温かい目で応援してくれている雰囲気で、感謝しかありません。
結果的に、技術の習得度が深くなったり、イベントと知り合った方々とお話するキッカケになったりと、恩恵は大きかったです。
何より個人開発コミュニティやUnity界隈との繋がりができたのが1番嬉しい!!憧れの人に質問できたり、情報共有したり…と知見を得る機会が増えました。またプログラミング(特に個人開発)でのモチベも上がりました。
改めてアウトプットやって良かったなぁと心から思います。
創りながら学ぶスタイル
プログラミングの学習ですが、試行錯誤した結果、創りながら学ぶのが最も効率的と思いました。
英語で例えるなら、英単語だけやっていては英語は一向にできるようになりませんが、実際の英会話や英語の例文を読んだら記憶に残りやすくなる…そんな感覚です。
仕事でもビジネス書を大量に読んでも、仕事はできるようになりませんでした。それよりも一度プロジェクトやった経験の方が、圧倒的に記憶に残ります。
なので、プログラミングも同じようにやりました。具体的には
・ドットインストール、Udemy、初心者本などでチュートリアルやる
・創りながら、公式ページ、本で調べる。厳しいときは、progateで高速インプット
・創り終えたら、次のチュートリアルをやる
・勘所がつかめたら、創りたいもの(ポートフォリオなど)に取り掛かる
といった流れです。アウトプットの材料にもなるので一石二鳥でオススメ!
制作会社に行きたいと思うようになる
2ヶ月間スクールで基本を学んだあと、色んなものを創ってきました。最終的に自分は1つのサービスに注力するよりも、色々な技術に携わりながら面白いモノを作りたい…と思うようになります。そして、色々な案件がある制作会社をメインに就活をはじめました。
一方で、エンジニアとしてのキャリアを考えるなら職人になる方が良さそう…という葛藤もあります。実際に就活中に企業からキャリアで迷走し、やめてく人もうちは多いということを聞きました。
他にも、給料が安い、キツイ、大変…など他の方からマイナスなことを多数言われ、何度も悩みます。ただ
・色々な人(会社問わず)とチームを組んで面白いものを作りたい、その時に真っ先に爆速でプロトタイプ作れる人でありたい
・どこよりも厳しい環境(技術的・精神的の両方)で修行したい
・様々な技術を俯瞰できる人でありたい
と思い、今は制作会社で働きたいと思いました。
1ヶ月の就活を経て、制作会社へ
就活ですが、書類選考に落ちることもあれば、WantedlyやTwitterでお声掛け頂いたりと、色々なことがありました。結果、ご縁があった某制作会社で7月中旬から働きます。
面接ではミスマッチがないよう、等身大の自分(カッコつけない)で臨んだとはいえ、就職先と自分を比べると、明らかに技術的、経験的にも不相応です(自分がまだまだ実力不足という意味で)。
まぁ面接のときに何度も「まだ若いから」と言われましたが、仕事である以上、若さを言い訳にできません。
正直、嬉しさはありますが、不安もあります。耐えきれず、尊敬しているエンジニアに一度お話したら、その方も同じような境遇にあったようで、勇気づけられました。
またしても背水の陣で、しがみつく気持ちで、また採用してくださった企業に対しバリューを出せるよう、今まで以上に頑張らないとなぁと思います。
まずは、どんなプロダクトであれ、胸を張って”これ、やったよ〜〜〜!!!”といえるようになりたい!!!
これから就転職を目指している方へ
自分が言うのもおこがましいですが、この8ヶ月プログラミングをやって、早いうちから気づけばよかったなぁと思うことがあるので、書きます。
1番思うのは、ハードルをあげないころです。とことん下げる、そしてできることから始めるのが近道です。
いきなり難しいことすると挫折しやすく、また自信も無くなったりして、プログラミングが嫌いになっていきます。そして息切れしちゃいます。
道のりは長いので、できることを1つ1つクリアしていくのが良いです。まずはHello World→その次はじゃんけんアプリ→todoアプリ→ポートフォリオみたいな。
技術的な本も、外国語みたいなら読まなくて良いと思います。理解できるようになったら読めば良いです。今の力でわかる本がベストだと思います。
あとアウトプットは本当にやるとよいです。チャンスが広がりますし、凄いエンジニアとお話できるだけで価値があります。また就活関係のお誘いがくる可能性もあります。
また、就転職の面接でも効果すごいありです。特に面接官は、みんなTwitterやQiitaを事前にみてくれて、お話がスムーズにいきました、そして評価してくだることが殆どです。
もしアウトプットはハードル高いと思うときは、Twitterで100daysofcodeのハッシュタグで気軽に始まるだけでも十分良いと思います。できることから始めるのが1番です!
ちなみにQiitaは凄いこと書いて”いいね”もらうぞ!ってよりも、自分のメモ件シェアくらいの感じでやると、ハードル低くなるのでオススメ!
自分のメモって気持ちがあれば、誰に見られていなくても、自分がみるでの良いっか!ってなります。
最後に
長くなりましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました。プログラミングを始めた時と同様に、何も失うものはありません。引き続き、気を引き締めてプログラミング諸々やっていきます。
就職先の試用期間を終えた頃に、また書く予定です。その時には、ポジションややっていることも具体的に書けるはず!
今後もデプロイ、アウトプットしていきますので、どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
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