どーも、ぐるたか@guru_takaです。
先日、Unityで制作したアプリを、初めてiOSストアに公開しました🎉
【初iOSアプリをリリース!】
前に開発した”ぬりえARアプリ”をiOSストアに公開しました〜!!!🎉専用のぬりえ下地に、カメラをかざすと、塗り絵されたおさかなが出てくるARアプリです🐟
お子様がいらっしゃる方、ARアプリに興味ある方、ぜひ遊んで頂けると嬉しいです!https://t.co/hAFXXP6DfK pic.twitter.com/C1LJrtMJho
— ぐるたか (@guru_taka) July 14, 2019
公開するにあたって戸惑ったことも多々ありましたので、ブログにまとめることにしました。初ストア公開を予定している方はぜひ参考にしてみてください!
目次
ストア公開のステップ
STEP1:Apple Developer Programの登録
まずは「Apple Developer Program」登録しましょう。年間1万1800円です。
⇒Apple Developer Program | Apple 公式
英語ですが、雰囲気でわかります笑 記入事項を1つずつ埋めていきましょう。
下記リンクも参考にしてみてください!
参考
【iPhone】 Appleの開発者登録をする, iOSアプリ作成準備iOS アプリ開発
参考
【2018年版】Apple DeveloperProgram 申請・登録方法と更新の流れBackApp
連絡が中々こない場合は、お問い合わせで連絡すると、すぐに使えるようになります(体験談)
登録後にこんな画面が出れば登録完了です!
STEP2:Unity側でアイコン登録
Unity側でアプリのアイコンを登録しましょう。やり方は簡単!
Player Settintg > Default Icon
を設定すればOKです。
このとき、アイコンのテクスチャ設定をTexture Type > Editor GUI and Legacy GUI
にすると、ぼやけないので必ずやっておきましょう!
参考
【Unity】アプリアイコンを正しく設定するNORACAT
その他、Splash Imageや画面ローテーションの初期設定は、以下リンクが参考になるでしょう。
参考 【Unity】 iOS アプリをApple Storeに公開する為の設定<br /> Unity 3DCGSTEP3:Signingの設定
次にSigningの設定です。Provisioning ProfileやCertificate(証明書)の作成に該当します。
結論からいうと、Xcodeでautomatically manage signing
にチェックしていればOK!
できている方は、次のステップに進みましょう。
automatically manage signing
はやめた方がいいという記事もありました。
なので、不安になるかもしれません。
念のため、現役のアプリ開発エンジニア(複数人)にヒアリングしたら、automatically manage signing
で問題ないとのことでした。実際に私もトラブルなくできたので、大丈夫だと思います!
STEP4:Identifiersの登録
Apple Developer ProgramでIdentifiersを登録します。IdentifiersはBundle Idです。
次のステップ「App Store Connectへの新規iOS App登録」で必要になります。
やり方はシンプル!以下画像のように、Identifiersの+ボタンを押すと、登録できます。
困ったときは以下リンクが参考になるはずです。
参考 【iPhone】 iOS App IDs を登録するOS アプリ開発私は登録済みアプリと未登録アプリの違いがわからず、お問い合わせしたのですが、システム上の問題で関係ないとのことでした。
なので、もしIdentifiersに「アプリがない!」と思っても、焦らず手動で登録すれば大丈夫です!(体験談)
STEP5:App Store Connectに新規iOS Appを登録
続いて、App Store Connectに新規iOS Appを登録します。アプリのファイル「ipa」のアップロード先を前もって用意するためです。
でないと、アプリファイルのアップロードの際にエラーが出ます。
登録ですが、まずApp Store Connectにログインします。
⇒App Store Connect ログイン
「マイApp」をクリック
「+ボタン→新規App」をクリック
必要事項を入力します。ここで前のステップで登録したIdentifierとBundle Idがひも付きます!
プライマリ言語は海外展開を考えるなら、英語、国内だけなら日本語が良いでしょう。プライマリ言語が日本語で海外展開すると、対応言語が日本語になるので敬遠される恐れがあります。
最後に登録完了すると、こんな風にアプリがマイAppにアップロードされてます!
STEP6:ipaファイルのアップロード
ここで長い間の準備が終わりました…あともう少しの辛抱です!
STEP6では、アプロのファイルをアップロードします。画像つきで解説していきます。まずは簡単な流れから!
ipaアップロード前の確認事項
ipaアップロード前にLocalization native development region
を確認しておきましょう!
具体的に、ストア公開したときの言語が表示されるのですが、初期値はEnglish
になっています。
そのため、日本など英語圏以外に配信する場合、その国の言語(Japaneseなど)に変更すると自然になります!
ちなみに私は気づかず、英語のまま…。アップデートして修正する予定です(面倒くさい…)
Achieveについて
Product→Achieveを選びます。数分待つと、Validate/Distributed App
の画面に進みます。
私はここで、以下のエラーが出ました。
bitcode bundle could not be generated because ‘/Users/~~~~~’ was built without full bitcode. All object files and libraries for bitcode must be generated from Xcode Archive or Install build for architecture arm64
Githubのissueで解決!TARGETSの設定からBuild Settings => Build Options => Enable BitcodeをNo
同じようなエラーが出た場合は、参考にしてみてください。
→XCODE Archiveの時だけエラーが出る #196
・Version:ストア公開内のバージョン
・Build:App Store Connect内のバージョン
審査に再アップロードするときは、Buildバージョンを毎回変える必要があるのでご注意ください!
Validate Appについて
「Validate App」クリック
「Next」クリック
「Next」クリック
「Validate」クリック
「Done」クリック
Distribute Appについて
「Distribute App」クリック
「iOS App Store」を選択して「Next」クリック
「Upload」を選択して「Next」クリック
「Next」クリック
「Next」クリック
「Upload」クリック
少々時間がかかるので、待ちましょう。
「Done」クリック
私はアップロードを終えた後、「Warning」が出現。メールでも連絡いただきました。
ITMS-90339: Deprecated Info.plist Key – The Info.plist contains a key ‘UIApplicationExitsOnSuspend’ in bundle colorAR [colorAR.app] that will soon be unsupported. Remove the key, rebuild your app and resubmit.
簡単にまとめると、iOS13から’UIApplicationExitsOnSuspend’がなくなるから、消してリビルドしてね!って意味です。
ファイル「info.plist」→「Application dose not run in background」を選択し、マイナスボタンをクリックすれば対応できます。
その後、リビルド(Build versionは違うものに変更)し、再アップロードすれば、「Warning」が消えます。
無事にアップロードできると、App Store ConnectにビルドしたAppが登場!!!最後は必要事項を入力するだけです!
参考
iOS アプリ開発【iPhone】 アプリ申請のためXcodeでアップロードする
STEP7:ストア公開で必要な記入事項を入力
あとは、ストア申請で必要なことを入力していきましょう!
- スクリーンショット
- アイコンのアップロード
- 概要文
- プライバシーポリシー
- 年齢制限
- etc
細かいことについては、下記リンクが参考になりました!全てを入力したら、あとは審査に出して、通過するのを待つのみ…!
参考
Qiita個人開発者がAppStore用にプライバシーポリシーを書く
参考
QiitaiPhoneアプリ申請やAppleの審査に関するメモ
参考
iOS アプリ開発【iPhone】 App Store Connect にアプリ情報を登録して申請してみる
レビュー連絡が中々こないなら、お問い合わせしよう!
審査申請してから、レビューされるまでの待ち時間はバラバラです。ググってみると、長くても1週間くらいといった情報が出てきます。
私は約2週間たっても音沙汰がなかったので、不安になってお問い合わせ。すると、こんな返信がきました。(超意訳)
返信でお前のアプリは忘れていない。何もしなくて良い方安心しろ!レビューはじまったらメールで知らせるから、ドッシリ構えとけ!
めっちゃ親切で何か安心(笑)
最終的にお問い合わせ後の翌日にはレビューがはじまり、その翌日には審査結果が届きました。もしもレビュー全然はじめらないと思ったら、お問い合わせするのも手段かもしれません。
お問い合わせ場所はApple Developer>お問い合わせ>App Reviewです。
違うカテゴリーにお問い合わせすると、お問い合わせ先が違うよ!と返信がきて、私のように時間を無駄にしますので注意!!
リジェクトされたときの対応
私はリジェクトされましたが、スクショつきで原因を教えていただきました。
その箇所をすぐに修正し、ipadファイルをアップロード→審査申請したら、2日後にレビューがはじまり、通過連絡あり!🎉
レビューまで2日とありますが、もう少し短縮できた気がします。
というのも、App Store Connectに書かれた詳細なリジェクト原因のページに、修正し終わった後にアピール書ける場所があったんです。(スクショ忘れてしまった…)
ここに修正したメッセージとスクショを添付して送付すれば、もっとスムーズにいったかもしれません!
注意点として、修正後に審査を再申請をしてしまうと、リジェクト原因が書かれたページは追加情報「問題解決センター」に移動します(申請通過後に気づきました…)
審査申請する前に送っておくと、安全の可能性があります。こちら確認でき次第、追記します!
おまけ:私のリジェクト原因
自分のリジェクト原因は以下2つでした。
- カメラ許可するモーダルがプライマリ言語と一致しない
- 許可する文章がおかしい
AR BABY
!?
なぜこの文章だったのか、未だに不明です…。
以下のようにBuildSetting内でカメラ許可の文面を日本語+適切な内容で修正し、再申請したら、無事に通りました!
配信準備完了までの時間について
通過連絡がきて時間が経つと、ステータスが配信準備完了
に変わります。ただし、すぐにはApp Storeのリンクは有効にならないので注意しましょう!
ちなみにApp Storeのリンク先は画像の通りです。
メールに記載がある通り、長くとも24時間以内には終わります。なのでコーヒーでも飲みながら、のんびり腰を据えて待つのが良いです。
私の場合、約2.5時間くらいでApp Storeのリンクが有効。その後、3時間ほど経ったらApp Storeで検索できるようになりました。
お察しの通り、もう楽しみに過ぎて何度もリロード確認したのですが、大分かかることもあるので放置が1番!笑
最後に
ここまでやった方、お疲れ様でした!!!
結構やることが多くて面倒くさいですよね笑 でも一度やってしまえば、わりと単純作業なので慣れそうな感じがします。
楽しいアプリ開発ライフを過ごすキッカケになれば幸いです!
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